遠隔教育システムとは

医薬連携による臨床医学・薬学教育の充実をはかるため、名城大学薬学部(1号館1階ライフサイエンスホール)と名古屋大学医学部附属病院、藤田保健衛生大学病院および愛知医科大学病院内の「名城大学サテライトセミナー室」との間で遠隔教育システムを設置しています。
このシステムでは、各4拠点を専用の光通信回線で結んだテレビ画面によって、どの施設においても一つの講義室であるかのように、双方の受講者が同一の画面を見て、講義を聴き、質問が自由にでき、かつ講師は、受講者の顔を確認しながら講義を進め、質問を受けることが可能です。
本遠隔教育システムを用いて、各拠点からの医師による講義や本学と連携している施設で臨床研修を実施している特別臨床研修生(アドバンストコース学生)による症例報告を定期的に行っています。
本遠隔教育システムを活用し、臨床医学や臨床現場の症例に接する機会を増やすことにより、薬学生の臨床薬学に対する勉学のモチベーションを高めることができ、より実践的な臨床薬剤師の養成と地域社会における臨床薬学の発展に寄与できるものと考えています。

学部と医療現場を結ぶ遠隔教育システム

特別臨床(アドバンスト)研修とは

目的
・長期実務実習で習得した薬剤師としての知識・技能・態度の向上を図るとともに、より実践的な薬剤師としての知識・技能・態度を身につける。ことにより、科学者としての観点で医療を見ることができる感性を育成する。
・アドバンスト教育に関わる指導薬剤師および指導教員の指導下において臨床研究を行い、卒業論文を作成する
研修期間
・12月1日~翌年7月31日(8か月間)
研修連携施設
・名古屋大学医学部附属病院、愛知医科大学病院、藤田保健衛生大学病院、
安城更生病院
共通項目
・活動報告(実務、症例、研究などの報告:月1~2回)。
テレコミュニケーションシステムを用いた遠隔教育。
・各施設における海外臨床研修生との活動交流 など
  • 過去の教育実績
  • システムを利用した実例(動画)
  • 遠隔教育システム構成図