5年生清水 侑真君がThe 21st Asian Conference on Clinical Pharmacy(ACCP2022 in Nagoya)においてBest Poster Presenter(学生の部)となりました。
5年生の清水 侑真君が、The 21st Asian Conference on Clinical Pharmacy(ACCP2022 in Nagoya)においてBest Poster Presenter(学生の部)に選ばれました。
今回のテーマは「Survey on the usability of blonanserin patch by schizophrenia patients」です。新規抗精神病薬であるブロナンセリン貼付剤を使用している統合失調症患者を対象に、効果・副作用の実感度、服薬態度、満足度及び継続意思に関するアンケート調査を行い、その有用性について検討しました。その結果、ブロナンセリン貼付剤の使用経験のある患者の約半数が皮膚障害(紅斑、痒み)を訴えるものの、効果の実感度の高さは満足度や継続意思の高さに繋がっていることを明らかにし、さらに、使用方法の負担は継続意思と服薬態度の低下に影響することが示され、本剤の使用方法や皮膚症状への対処を十分に行うことで、服薬アドヒアランス向上に貢献できることを示唆しました。本研究で得られた知見は、アドヒアランス不良が問題となる統合失調症の治療継続を高める方策を実臨床に導入する上で大いに貢献するものと考えられます。